WIXOSSはじめの1.5歩
記事内の表記揺れが酷いことになっている、ないとうだ。
わかればいいじゃん!の精神でやってるからこんなことになるんだよ。反省。
みなさんウィクロス楽しんでますか?
555円デッキや質の上がったスターターから始めている方が多いですね。うんうん素晴らしいぞ~
今回はそんな始めたばかりの人向け記事です。
え?まだウィクロス始めてない…?
これ読んで早くウィクロス始めて!
https://naitoh-tcg.hatenablog.com/entry/2019/06/06/182757
(場当たりTCG雑記「WIXOSSを始めたいあなたへ」へ遷移)
今回の内容はタイトル通り、はじめの1.5歩のための記事です。
スターター買ってみて少し対戦してみたけどいまいちやり方がわからない。そういった方いらっしゃいませんか?いてくれ、じゃないと記事書く意味ががが
はじめの一歩は踏み出したけど、次の一歩がなかなか踏み出せない、踏み出し方がわからない。ウィクロス入門したけどまだ初心者になれてないかもといった方のために、2歩目に至るための1.5歩目を記していけたらなと思います。
「自分はスターター買ったばかりだ」という始めたばかりの人、「入門と初心者って何が違うんだ?」って思ってる人に是非読んでいただきたいです。
とはいえ「入門」「初心者」の線引きは独断と偏見で勝手に決めた曖昧な線引きなので、明確に使い分けずなんとなくの境目くらいの解釈で考えてください。
目次
- 入門と初心者の違いとは
- ルールがあやふやな方
- 自分のデッキがよくわからない
- 強いかどうかの判別がつかない
- デッキをスターターから組み替えられない
- プレイ中自分が何をやっているかわからなくなる
- あとがき
入門と初心者の違いとは
まずここからだと思います。
明確に境目を設けるつもりはありませんが、基準的なものがあった方が良いとは思いますので「ウィクロス入門者」「ウィクロス初心者」と仮称し違いを表記していきます。
まず以下に心当たりのある方はウィクロス入門者であると思われます。
・ルール自体がまだあやふや(ゲーム進行がおぼつかない)
・自分のデッキが何をするかよくわかっていない
・強いかどうかの判別がつかない(実際に強いかどうかは問わない)
・デッキをスターターから組み替えられない
・プレイ中自分が何をやっているかわからなくなる
など
逆に言ってしまえば、
・ある程度は自分一人でゲーム進行ができる
・自分のデッキがなんとなくどんなデッキかわかっている
・カードを見て個人的に強いか弱いか判別できる(実際に強いかどうかは問わない)
・デッキをスターターから数枚であっても組み替えた
・プレイ中はとりあえず今自分が何をすべきかはわかる
上記の方は少なくともウィクロス初心者だと思います。
今上げたのは一例ですが要は不慣れな状態であるとウィクロス入門者だと思っています。今回の記事はそういった方の問題を解決していこうといった趣旨ですね。
余談ですが他のTCG(トレーディングカードゲーム)経験者の方は上記の条件通りではない場合が多いです。強くてニューゲームではありませんが、最初のレクチャーだけでいきなり初心者レベルになれることが多いです。その理由は後程説明しましょう。
ルールがあやふやな方
先ほど上げた例の最初のやつですね。
何回かやったけどルールが覚えきれない…未だにシート見ながらでないと進行できない…といった方がこれに該当するかなと。
実際このゲーム、進行するの結構めんどくさいです。
フェイズ多いんですよね。最初からできないのは当然です。
ウィクロスはTCGの歴史から見ても比較的最近出たゲームのため、他のTCGから様々な要素を吸収したゲームとなっております。
そのため非常にバランスが取れたTCGであり、TCG経験者であればすんなり受け入れられる要素が多い反面、これまでTCGに触れたことのない人は少し難しく感じる部分があると思われます。(上記の経験者有利の理由はこれ)
とはいえプレイシートに進行手順は書いてあるので、ここでは最低限気を付けること、ここは意識した方がいいといったを記載していきます。ここさえ押さえておけば致命的なしくじりは無いかなと。
○アップフェイズ
特になし。ルリグとシグニをアップするだけ
忘れてたらすみませ~んって言ってこっそりアップしましょう
○ドローフェイズ
カードを2枚引きます!(先行初ターンは1枚)
次の事を考えすぎて引き忘れたことありませんか?
割とよくあると思います。手札はとーっても大事です!ターンの初めにアップして2枚ドロー!「リフレッシュ」は今考えなくて良いです!
○エナフェイズ
手札のカードだけでなくシグニゾーンのシグニもエナチャージできます!あとからリムーブ(シグニゾーンのカードを好きな枚数トラッシュに置く行動)するくらいならそのシグニ、エナにしたいですよね?
○グロウフェイズ
グロウします!慣れててもたまーに忘れるのでマジで注意!!!
あとグロウにはだいたいエナコストがかかります。必要なエナは払いましょう。
○メインフェイズ
不用意にリムーブしない!
手札のシグニはとても大切。今手札にあるシグニの方がパワーが高いからリムーブして新しく出しちゃおーってしたことないですか?後々手札が足りなくなって困る可能性が高い!場に出したシグニ、手札のシグニは大事に!
もちろん意味のあるリムーブはOK
リミットには気を付けて!
出せるシグニのリミットには気を付けましょう。慣れててもたまにやらかします。
○アタックフェイズ
自分のアタックフェイズにはなるべくアーツを使わない!
「アタックフェイズ」って書いてあるアーツは相手ターン中にも使えます。一体選んでバニッシュとかの除去効果は相手ターンに使うと防御・攻撃を兼ねる強力な一手となります。
アタックフェイズ中のアーツタイミング
↑アーツって書いてあるけどキー能力とかもこのタイミングの場合あり。
①ターンプレイヤーの「アタックフェイズ」記載の効果を使う(何回でも可)
②非ターンプレイヤーの「アタックフェイズ」記載の効果を使う(何回でも可)
流れとしては①が全部終わった後に②を全部行います。それ以降は使用できません。
「自分のアタックフェイズ入ります!アーツ使います!あ、相手がアーツ使ってきた。それじゃあもう一回アーツ使います!」はできません。
「自分のアタックフェイズ、アーツ使いません!あ、相手アーツ使ってきた。じゃあやっぱり自分もアーツ使います!」これもできません。
「相手のアタックフェイズに相手がアーツ使ってきた!じゃあこっちはアーツ2枚使おう!」これはできます。
お互いに何枚でも打てますが、タイミングは1回ずつ。
それとお互いにカード使いまくるタイミングなので今どっちのアタックかわからなくなる場合もあると思います。今何をしているかをしっかり意識しましょう。
ちょっと多い気はしましたが以上が特に意識してほしいところでした。慣れてくるまでは全部意識するのは難しいと思いますが少しずつ意識できるようになると、見えてくるものが変わってくるかもしれません。
自分のデッキがよくわからない
これは個人によって違うと思いますが、一番手っ取り早いのが自分のルリグの最終レベル、シグニの最終レベルの能力を見ましょう。
ルリグがレベル4までならレベル4ルリグとシグニ、レベル2までならレベル2ルリグとシグニ。大体そこにデッキの内容が集約しています。
能力を見て「この条件を満たすデッキなんだな」くらいの認識で大丈夫です。要は先にゴール地点を確認しましょうってことですね。
強いかどうかの判別がつかない
これはね…経験だからね…難しいねぇ……。
ですが、これは強力だ(場合による)と言えるものはいくつかあります。例として紹介していきましょう。
・ドロー、エナチャージするカード
地味だなーと思った?地道にコツコツ得していくことがカードゲームではとても重要なことです。
よくあるTCG用語で「アド」という単語があります(公式用語ではない)。
アドとはアドバンテージ(advantage)の略であり、端的に言えば有利を取る、得をするという意味合いで用いられます。
対義語として「ディスアド」「アド損」という単語もあります(公式用語ではない)。
これはディスアドバンテージ(disadvantage)の略であり、不利になる、損をするという意味合いで用いられます。
例えば、自分のターンに空いたシグニゾーンに手札からシグニ1体を場に出すとする。これを行うと手札1枚を使い、空いたシグニゾーンが1面埋まる。
すると手札1枚のディスアド、場1枚のアドとなりプラスマイナスはゼロです。
ここで登場したシグニが「このシグニが登場した時1枚ドローする」という能力を持っていたとする。
すると手札プラスマイナスゼロ、場1枚のアドとなり1枚分のアドを得ました。
これを繰り返していけばどんどん使えるカードが増えていき、徐々に有利になっていくというのがわかりますでしょうか?
(実際は無条件で1枚ドローできるほど強力なシグニはそうそう居ませんが…)
こうしてアド稼いでいけば、コストの大きいアーツやシグニ能力で大量のエナや手札を使用しても息切れせずに攻め続けることができます!
手札・エナを使用せずに手札・エナを増やすカードは数少ないです。見つけたらめっちゃ大事にしましょう。
・低コストで相手のシグニを除去できるカード
相手のシグニをバニッシュしたりしないと相手のライフは攻められません。まぁそりゃそう。
しかし1体バニッシュするのに命賭けるくらいの動きしてたら逆にやられちゃいますね。それもそう。
そこで最小限のコストで相手のシグニを退かしたいですね。
シグニが持つ能力であれば、手札1枚で相手ライフ1点取れるくらいが良いですね。中には特定の条件を満たせばコストなしで相手シグニを退かすカードもあります。
これらのカードを探してみましょう。各種スターターにもそういったカードはある…はず。多分。
デッキをスターターから組み替えられない
まずは超基本的なところから。
①シグニデッキはライフバースト有り20枚、ライフバースト無し20枚の計40枚(必ずこの枚数になるように構築する)
②ルリグデッキは計10枚まで(9枚以下でもよい。する意味ないけど)
③同名カードはシグニデッキは4枚、ルリグデッキは1枚まで
④カードの限定条件を無視してデッキに入れても良い(ただし限定条件と合わないシグニは場に出せず、スペルとアーツは使用できません。しかしライフバーストは発動できます)
⑤「繭の部屋」(禁止制限)のルールを守っているか(キーセレクション内のみで構築する場合特に気にしなくて大丈夫です)
正直、これさえ守ってれば何やっても大丈夫です。
というか多分多くの方が抱えている悩みは「何を入れ替えたらいいかわからない」といったところですかね。最初は必ず突き当たる問題です。
ですが上記の「強いかどうか判別がつかない」が解決すれば大丈夫じゃない?はいおわり。
………ってのは不親切過ぎて炎上ものですね。
では555円デッキを例に出して具体的に説明していきます。
まずはシグニデッキ内のレベル毎の枚数を見ていきましょう。
レベル4:8枚
レベル3:8枚
レベル2:8枚
レベル1:12枚
スペル:4枚
全デッキ共通でこの枚数です。
一見バランスが取れているように見えますが、
実はかなり不安定な構築です。
①レベル1が少ない
12枚中から初ターンで2枚用意し、それらがバニッシュされたりした際にはさらに2~3枚続けて用意しなければならない。厳しくね?
実際厳しいです。個人的にレベル1は14~16枚欲しいですね。
②レベル2が多い
レベル2が立つタイミングはルリグレベル2と3、4の時たまーにレベルです。つまりあまり出す機会がないです。
ってかむしろレベル2出すタイミング、別にレベル1でもいいんですよね。じゃあレベル1でええやん。
8枚は多いかな…。その分上記のようにレベル1を増やしたいですね。
とはいえレベル2シグニだからできることもあります。特に序盤の点取り屋はレベル2が多いですし。少しは入れたい。
※華代はレベル2がメインだから例外
③サーバントが少ない
サーバント引けなくて困ったことないですか?あると思います。だってサーバント少ないんだもん。
サーバントを手札に加えるカードが採用されていても、最初はサーバント最低でも10枚は入れたいです。増やしましょう。
以上が不安定な点です。では具体的に改善しましょう。
改良案:レベル2シグニ数枚をレベル1サーバントに変える
はい。すべて解決ですね。
レベル1サーバントを近くのお店で探してみましょう。
※入れ替える際は上記基本ルールの通り、デッキ内のライフバースト有り無し各20枚となるようにしましょう。ライフバースト持ちはライフバースト持ちと、ライフバースト無しはライフバースト無しと入れ替えれば間違いないです。
ルリグデッキは特に触れない…つもりでしたが、一点だけこれは入れ替えた方がいい(《セレクト・ハッピー5》除く)を記載します。
改良案:レベル2ルリグ(リミット4)をレベル2ルリグ(リミット5)に変える
これを
これに変えます。
理由①:リミットが増える
元々リミットは4ですね。このリミットで並べられるシグニの限界は「レベル1レベル1レベル2」ですね。
レベル1めちゃくちゃ必要ですね。これは不安定。
しかもレベル2がせっかく使えるタイミングなのに1体しか立たないのはね…ちょっとなぁ。
リミット5にして安定感をプラス。
理由②:コインがもったいない
コインはゲーム中に得られる数が限られています。それを1枚ドローだけにしちゃうのは勿体ない!
スターターのルリグは順当に能力を使用すればコイン全部使い切るようになっています。ここで使わなければ確かに1枚コインが余ります。
ならコインを使用するアーツやキーも一緒に採用しましょう。
新しいカードを試すチャンスだと思ってやってみてください。
理由③:安い
全ルリグ、カードショップのストレージコーナーに転がってるレベルです。10~50円あれば手に入るのでは?知り合いにウィクロスやってる人がいれば持ってないか聞いてみましょう。持ってたら10円投げつけて奪いましょう。
自分のルリグのレベル2(リミット5)がわからない時は公式サイトのカード検索で調べてみましょう↓
https://www.takaratomy.co.jp/products/wixoss/card/index.php
(WIXOSS公式サイト「カード検索」へ遷移)
また名前が同じであればイラストが違っても大丈夫です。
要は過去のキーマークなしカードでも大丈夫です。
これでスターターデッキが改造できましたね。
ここから先はご自身で頑張ってみてください。
プレイ中自分が何をやっているかわからなくなる
これの主な原因は慣れていないからですね。当たり前だわ。
そんな時に大切なことは自分を見失わないことです。
何言っているんだ?と思ったでしょう。言い換えましょう。
相手を特に意識しないことです。
どういうことかを説明しましょう。
以下シミュレーションです。イメージしろ!
今、自分は後攻を取りました。
マリガンも完了しライフクロスも並べ、オープン!
対戦相手のデッキは「ウリス」のようですね。
それでは相手の先行です。
相手「先行1ドロー。エナチャージなし、グロウ。《奇虐の閻魔 ウリス》の出現時能力で手札の《幻竜 ベルゼブブ》をトラッシュに捨てコイン1枚を得ます。コイン1枚を使用しキー《魅惑の冥者 ハナレ》を設置。《魅惑の冥者 ハナレ》出現時能力でデッキの上から3枚トラッシュし、トラッシュから黒のシグニ2体を手札に加えます。《サーバント O4》《幻竜 ギブル》《幻竜姫 ファブニル》の3枚が落ちました。《幻竜 ギブル》《幻竜 ベルゼブブ》の2枚を加えます。《魅惑の冥者 ハナレ》の起動能力で手札を1枚捨てることで、次のあなたのターンの終わりまでシグニゾーン1つを『指定されたシグジゾーンにあるシグニのパワーをそのシグニのレベル1につき、-2000する。』状態にします。《幻竜 ベルゼブブ》を捨て、あなたの真ん中のシグニゾーンを指定します。《幻竜 ベビドラ》《幻竜 ボラゴ》を左右に並べます《幻竜 ベビドラ》は自分のトラッシュが3枚以上あるとパワーが5000になります。ターンエンド。」
はい。どうですか?
多分わけわからんかったと思います。
これでもめちゃくちゃ丁寧に説明したんですけどね~
ちなみにわけわかった人は以降すっ飛ばしてください。
ではなぜわけわかんないか。
多分、知らない単語がたくさん出てきたからです。
まだ不慣れなのの知らない単語たくさん出てきたらそりゃわからん。呪文唱えてるのかな?
そんな方でも手っ取り早く理解する方法を記しましょう。
「結果だけ見る」
写真を2枚上げています。それらを見比べてみてください。
簡単に変化した点を挙げていきましょう。
ルリグ:レベル0→レベル1
手札:5枚→4枚
シグニゾーン:0体→2体
トラッシュ:0枚→3枚
キー:0枚→1枚
終わりです。それだけですね。
呪文のように固有名詞が連打されていましたが、結果だけ書いてしまえば大したことありません。
とりあえずシグニ2体並んで、キーが設置された程度の認識で大丈夫です。
これなら理解できましたでしょうか?
しかし無視できない事が一つ起こっています。
それは次の自分のターン終わりまで『指定されたシグジゾーンにあるシグニのパワーをそのシグニのレベル1につき、-2000する。』状態が自分のシグニゾーンにかかっていることです。
えーそんなピンポイントで起こってることわかんないよ!と言われてもしょうがないので、見極める(聞き分ける?)コツを一点。
相手が「あなたの」「そちらの」等の自分を指すアクションをした時だけ反応する。これです。
自分の何かをターゲットにされた時だけ気を付けましょう。
これで自分のプレイに集中しやすくなったのではないでしょうか?
あとがき
どうですか?1.5歩目踏み出せそうですか?
正直なところ、筆者はウィクロス始めた時にはTCGバリバリにやっていたので始めたばかりの方がどこで躓くかよくわかっていない…。
しかし先日始めたばかりの方と対戦する機会があり、そこでそういった方がどのような事で躓くか、わからなくなるかを知ることができました。
もちろんここにない部分で躓いている方もいると思います。いずれそういった方にも楽しんでいただける記事を書けたらなと思いますので、ツイッターやこのブログのコメントとかに要望あれば送っちゃってください。
またここで記載しているテクニックは数ある手法の中のほんの一部ですし、それが100%正しいとは限りません。しかしここから何か得るものがあると思ったなら、是非とも実践してみてください。1.5歩目と言わず2歩目を踏み出してみてください。
「WIXOSS始めたいあなたへ」くらいの長編記事になってしまった…本当に長い記事でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!
ちなみに次は大会レポートになりそうな予感。ではまた!